複雑と華麗
繊細と激動
古典と前衛
相反する双方を
も内包する線の世界
その脈絡と続く歴史と
自然が織りなす素材
から生み出された
少し懐かしき地方豊かな
手仕事のカタチから
浮かび上がる日本の情景
”漆の国 日本”
現在で世界最古の漆器の
出土されているこの国では
漆器を用いた暮らしは少なくとも
約9000年前の縄文時代から続く
文化であると考えられています。
漆はその性質から列島の温暖で
潤質な気候にあった素材であり
その永い歴史の中で塗料や接着剤
として様々な場面で利用されながら
繊細な漆芸品としても発展してきました。
逢季荘では、まだ国産本漆が主に使われていた
江戸〜昭和初期の質の良い時代漆器の中から
現代の食卓にも並べられる状態の良いものを
厳選してご紹介しています。
1929年 生れ
1957年 以降 上田桑鳩、宇野雪村、西谷卯木に師事
1985年 第11回日仏現代美術展ロイユ賞一席
号を楓庵とし活動をする。
線質の探求を主とした
平安かな書の世界を究めるべく
60年以上にも渡り筆を握る
「令和6年4月末日に95歳にて引退」
“花と共に在る事”
この国では自然の移りゆく景色を
讃えまたは、留む為
草花達を愛でてきました。
手紙に添える、頭にかざす
そして生けるというように。。。
それは、何気ない暮らしの彩りから
時として祈りにも近い行為まで至ります。
"逢季荘"では、日々の暮らしの片隅に
花が在るように
それを引き立てる花器をご用意しております。
逢季荘