exhibition

「薬石茶事と漆器展」

料理人、詩人そして精進料理研究者の
顔を併せ持つ北嶋 竜樹 氏によって
振舞われる「薬石茶事」

そのテーマに寄り添った
時代漆器を
用いた食事会と 
展示販売
をいたします。

古きを知り新しきを知る
歴史と器 料理が織り成す
小さき世界

薬石茶事で用いた 古漆器
online store に更新いたしました。

禅宗では夕食のことを「薬石(やくせき)」といいます。 
これは元々僧侶の食事は正午を過ぎてからは摂ってはいけないという戒律の中で
の決まりがあったため、空腹を凌ぐために 温めた石を懐に抱いて温めていました。
 この温めた石のことを温石(おんじゃく)や薬石(やくせき)といい、
 後に空腹や寒さを凌ぐための「良薬」として石の代わりに
 軽い夕食を摂るようになったことから夕食のことを 
「薬石」と呼ぶようになりました。 
茶の湯の世界では禅宗の影響を受け、
 温石で懐を温める程度の軽い夕食のことを懐石料理と呼ぶようになりました。
 今回は普段の「脈絡のない料理」とは趣向を少し変え、
 この薬石に倣った古典的な精進料理をお作りしたいと思っています。

 neutral  北嶋竜樹
精進料理や懐石に纏わる時代漆器を中心に
日常でも使い易い品々を用意しました。
また過去の文献に残された言葉達とあわせて
ものに触れる事により、見えてくるものが 
あればと思って居ります。

逢季荘 奥山 史登
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